絶対に観察しなければいけない術後の縫合不全 縫合不全 看護計画
みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。
術後の患者さんを受け持つ学生さんが実習で一番困る事は・・・ 術後の看護計画をどのようにレポートとしてまとめて事前学習を活用できるように準備しておけばいいのか?
という点だと思います。
そのために、周手術期の患者さんの術後に関連する看護計画についての組み立て方を解説したいと思います。
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周手術期 術前 標準看護計画 〜手術を受ける前の標準看護計画〜
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術後縫合不全の看護計画の立て方のポイント
絶対に観察しなければいけない術後の縫合不全 縫合不全 看護計画
周手術期の実習では他の領域別実習よりさらに「早い看護展開」という事が特徴となります。
一つ一つ参考書を開き、調べていくといくら時間があっても足りません。また、急性期の病棟になります。
その分、指導者さんや、受け持ち看護師さんがとてつもなく怖い場合が多々あります。
行動計画や看護計画、看護目標で指導者さんなどのツッコミで泣かないように、質問されたらすぐに応えられるようにしておくことがベストですが・・・・ そういうわけにはいかず・・・ ツッコミで泣かされないように、すぐに周手術期の要点が開き調べられる参考書の購入が一番の実習を乗り越える近道となります。
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縫合不全の病態生理
縫合不全の病態生理には大きく分けて全身性の要因と局所的要因の2つに分けられます。
全身性の要因として
1 低蛋白
2 酸素供給の低下
3 感染
4 組織の脆弱化 になります。
上記の要因には細かなエビデンスがあります。
アセスメントには何故、全身性の要因が患者さんに影響しているのかしっかりと記述しましょう!
局所的の要因として
1 牽引力が働いて離開してしまう
2 組織損傷による血行不全
3 ドレーン類による組織圧迫や血行障害 になります。
※以下に縫合不全の病態関連図を載せておきます。 病態関連図はあくまで病態関連図でしかありません。
実習で関連図を描くときはしっかりと個別性を重視したものにしてくださいね!
縫合不全の看護計画
アセスメントの視点
第1にドレーン類の排液の観察を行い、内部で感染を起こしていないか、変な色になっていないか確認を行います。
排液が腹腔内に貯留すると腹膜炎になるリスクがあります。 整形外科では縫合不全により排液量が術後日数に比べて血性が続き内部で血腫が生じ神経障害が再発することがあります。
また、内部で感染が生じれば全身状態の悪化のリスクがあります。 第2にどの臓器・疾患・術式なのか・・・
例えば、消化液を含む排液が皮膚に持続的に接触するとびらんをきたすため注意が必要です。 膵液なら、消化酵素がふくまれ、これが漏れ出すと自己融解をきたします。
縫合不全の看護計画
手術前看護問題
#1手術および麻酔に対する不安が生じる
看護目標 不安が緩和され手術がスムーズに受けられる
観察項目
1 一般状態
2 心理状態 言動
3睡眠状態
4食欲
援助計画
1術前オリエンテーション
2術前処置 剃毛 入浴
4術前練習 含嗽 呼吸訓練
教育計画
1疾患について説明する
2汚染しないよう説明する
手術後看護問題
#2創部が生着しないリスク
看護目標 安静と感染予防を行うことで創部が生着する
観察項目
1バイタルサイン
2創部痛の有無
3ガーゼ汚染の状態
4縫合部の皮膚と皮膚のズレの有無
5過圧迫の有無 しびれ感 チアノーゼの有無
6出血の有無
7掻痒感の有無
援助計画
1出血の有無 出血量が増加した場合、医師に報告する
2 体交マクラなどの利用
3体位交換
4ガーゼ交換
5抗生剤の正確な与薬 6掻痒感がある場合は冷罨法など使用する
教育計画
1安静度、期間、方法について説明する
2支持された体位、肢位を確実に保持するよう説明する
3部位により指示があるまで歩行禁止である事を説明する
4掻爬による感染を防ぐため、爪を切ったり等説明する。
5新しい皮膚はときに傷つきやすいため外傷を生じないよう説明する。
看護問題
#3縫合不全に起因する感染のリスクがある
看護目標
上皮再生まで感染症状を起こさない
観察項目
1バイタルサイン
2皮膚の観察 出血の有無 滲出液の有無、量 性状、臭気
3上皮化の有無
4発赤、圧迫、腫脹の有無
援助計画
1ガーゼ汚染が強い場合、上層ガーゼの交換またはガーゼ補強する
2掻痒感が強い場合は冷罨法などで冷やす
教育計画
1摩擦したり掻いたりしないよう説明する。
3.縫合不全のまとめ。関連図も併せて解説!
周手術期では縫合不全の観察や看護は絶対に必須な項目の1つです!
今回、紹介した情報だけでは不足している点が多数あるかと思います! そのためにより詳しく、学生の視点で解説されている内容を情報をもっと集める必要があります!

脊柱管狭窄症の術前、術中、術後の関連図の例になります!
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