人工肛門│ストーマの看護とアセスメント・看護計画について解説します。

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こんにちは!看護研究科の大日向さくらです!

今回は、人工肛門患者さんのストーマの看護・管理、アセスメント・ストーマの看護計画について解説したいと思います!

ストーマってそもそも何?

ストーマとは、

肛門や尿道の代わりにお腹に作った排泄口のことを言います!

大腸ガンや膀胱ガンなどで機能が低下したり他臓器への転移を防ぐために大腸や膀胱を切除しなければならなくなった時など、今まで通り排泄ができなくなる場合にストーマを造設します!

粘膜や外に出ている為、見た目は梅干しに似た赤色をしています。大きさや形は個人によって異なります。

ストーマの種類や仕組みについて

ストーマは大きく分けて

コロストミー

イレオストミー

ウロストミー

の3種類があります。

コロストミー

結腸ストーマとも言います。結腸とは大腸のことで、大腸の一部をお腹の外に出してストーマを作ります。

大腸の一部をストーマにしているコロストロミーでは、固形の便〜やや液状の便が出てきます。

便の硬さは、ストーマにした部分がどれっだけ小腸に近いかで変わってきます.

イレオストミー

回腸ストーマとも言います。

回腸とは小腸のことで、小腸の一部をお腹の外に出してストーマを作ります。

小腸の一部をストーマにしてるため、イレオストミーから排泄される便は水曜〜ペースト状です。

イレオストミーから排泄される便には消化酵素が含まれるためストーマ周辺の皮膚に便が付くと皮膚トラブルを起こしやすいためストーマ周辺の皮膚の保護が大切になります。

ウロストミー

尿路ストーマとも言います。膀胱を切除するかしないかは病気次第になります。

回腸(小腸)を一部切除し、尿管に繋げて回腸部分をお腹の外に出してストーマを作ります。

腎臓から作られた尿が尿管と回腸を通って排泄されてくるため、ウロストミーから排泄される尿には年英が混じる場合があります。

これは回腸から粘液が分泌されるためです。

ストーマの形(開口部)によっても種類がある

単孔式ストーマは最もよくみられる形のストーマで、お腹からあ出ているストーマの出口は一つになります。

双孔式ストーマ(係蹄式・分離式)は単孔式ストーマが二つ並んだような見た目をしており、腸を2箇所お腹から出してストーマを作っています。

係蹄式

お腹の中で二つの腸を縫い合わせているもの

分離式

縫い合わされていないもの

になります。

ストーマの種類と便性状の関係について

大腸は水分を吸収する機能があるためストーマが腸のどこに造設されるかで便の水分量が変わります。

盲腸・上行結腸ストーマ   泥状便

横行結腸ストーマ   泥状〜軟便

下行結腸ストーマ  軟便

S状結腸ストーマ  有形便

小腸ストーマ  水曜便

の便性状になります。

ストーマから排泄物が漏れたときの原因について

ストーマから排泄物が漏れたときのアセスメントの材料について解説します!

装具交換のタイミング

装具に推奨、貼付期間内になっているか確認する。

カットした面板の穴の大きさ

ホールが大きすぎると皮膚の排泄物が付着し皮膚トラブルの原因になる。

面板の状態

溶けたの状態、しわの有無の確認。

面板の状態によって貼り方に問題があるのか面板の種類の選択に問題があるのかを推測。

面板を剥がすときは、無理に引っ張って装具を除去すると、皮膚トラブルの原因になる可能性が高い。面板が剥がしにくいときは粘着剥離剤を使用しましょう!

剥がれた面板の裏側にはなぜ漏れたか、アセスメントする手がかりがたくさんあります!破棄する前にどこから漏れているのかしわ・ヨレ・溶けの有無、皮膚保護剤の変化を観察するようにしましょう!

腹壁のしわ・くぼみ

ストーマ周囲にシワやくぼみがあると隙間から排泄物が漏れやすい

ストーマの高さ

ストーマの高さが10mm以下の場合は、面板と皮膚の間に排泄物が潜って漏れやすい。

座位など活動時の腹壁の変化

腹壁の変化に装具が対応できていない。

排泄物の量

排泄物が多く袋がいっぱいになり装具が剥がれてしまう。

ストーマ造設患者の看護計画について

【1. 看護目標(ゴール)】

  • ストーマケアを自立して継続できる
  • ストーマを含めた自己の身体イメージを受け入れられる
  • 社会生活や家庭生活への再適応ができる
  • 皮膚トラブルなどの合併症を予防・早期発見できる

【2. アセスメント項目】

観点内容
身体面ストーマの形・色・分泌物の状態、皮膚の状態、合併症の有無(ヘルニア、潰瘍など)
精神面ボディイメージ、自己肯定感、うつ・不安の有無
社会面家族のサポート体制、就労状況、経済的負担、生活環境
セルフケア能力装具の交換、皮膚保護、トラブルへの対処力など
知識面食事・運動・排泄コントロール、ケア用品の管理

【3. 主な看護介入】

① セルフケア支援

  • ストーマ装具の適正な装着・交換方法の継続指導
  • 排泄リズムの把握やコントロール指導(食事内容・時間調整)
  • ストーマトラブル(皮膚炎、漏れなど)の予防方法を再確認

② 精神的支援

  • ボディイメージの受容を促進する声かけ・支援
  • 自己肯定感の維持(できていることを評価)
  • 孤立感や不安への傾聴、必要時は専門職へ繋ぐ(精神科、臨床心理士など)

③ 社会的支援

  • 就労・復職支援(産業看護師との連携、職場との調整)
  • 公的支援制度(障害者手帳、医療費助成)の情報提供
  • 支援団体やピアサポートグループの紹介

④ 皮膚トラブルの予防

湿気・摩擦・漏れのリスク低下に向けた指導

定期的なストーマ周囲皮膚のチェック

合っている装具の見直し(WOCナースと連携)

【4. 看護計画例(O-P-E-R-S)】

項目内容
O(客観的情報)ストーマ装具を1人で交換しているが、皮膚炎が繰り返されている
P(問題)装具管理は可能だが、皮膚障害への対処法に課題あり
E(目標)皮膚トラブルを予防し、快適なストーマケアが継続できるようになる
R(看護介入)WOCナースと連携して皮膚保護剤の使用方法を再指導する。皮膚状態の記録を一緒に確認し、悪化兆候を早期に気づけるよう支援する。
S(評価)1週間後、皮膚の発赤が軽減し、患者も「以前より楽になった」と発言。スキンケアの自信も向上した様子あり。

ストーマ患者の標準看護計画について

OP-1 バイタルサイン 発熱の有無
2 皮膚の状態  発赤、びらん等の有無
3 パウチの種類、装着方法
4 食事内容
5 内服薬、外用薬の種類
6 便の性状
7 検査データー 栄養状態、血液データー
8 訴え、言動、表情
TP-1 パウチの定期的な交換
    交換日 (  回 /  )
2 皮膚の清潔保持
3 適正な装着
・ストマーとパウチのサイズをあわせる
    ・皮膚の凹凸にあわせた装着
4 排便コントロール
5  必要時、外用薬の使用

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大日向 さくら
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