周手術期で循環器を制したものが実習を生き残る 周手術期の循環不全について解説します

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みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。

周手術期では全身麻酔に加え、全身麻酔の効果により循環器の副作用があります。

そのため、周手術期や母性看護学での帝王切開適応された妊婦さんを受け持った際は必ず循環器のアセスメントを行う必要があります。

ここでポイントとなるのは、「循環不全」となります。 さて、循環不全とは一体何でしょう?

急性循環不全とはショックのことで、血圧低下により血液が末梢に行かなくなり、組織の毛細血管の酸素交換が低下する状態をいい、重要な臓器への血液循環が悪くなるものです。

血液量の減少や体液の過度の損失、心臓のポンプ作用の低下、血管壁の過度の弛緩や拡張といったことが原因となって起こります。

治療としては補液を行い、血圧、脈圧、尿量の改善を図ります。

になります。 そのため、周手術期などで循環不全の観察を行う際は、全身状態の観察を行っていると同義であるといえます。

循環器標準看護計画のアセスメント

バイタルサイン、呼吸抑制、体温下降、速脈、脈拍微弱、血圧低下、中心静脈圧の低下、 尿量減少 ショック状態  口喝、顔色蒼白、チアノーゼ、冷感、めまい、意識障害など 水分出納  intake:輸液、輸血、経口摂取       

output:出血、ドレーン排液、胃液、排尿、排便、不感蒸泄 検査データ…動脈血ガス分析、血液生化学、尿、電解質、心電図、 血液一般(赤血球、白血球、ヘマトク リット、血小板など)、酸素分圧飽和度(SpO2) 循環血液量の低下を起こしていないか

手術終了直後は、末梢血管の収縮により血圧は維持されているようにみえるが、次第に血管が拡張するため、循環血液量が減少し血圧が低下する。

術中の出血、それに対する輸血・輸液、術前よっりの脱水、開腹術時の腸管壁からの不感蒸泄、消化液の喪失などが循環動態を左右する因子である。

心機能低下を起こしていないか 血圧低下を起こす頻度としては少ないが、心機能低下によって起こる血圧低下は比較的重篤なことが多い。

呼吸抑制、酸素欠乏 麻酔覚醒時は肺胞換気量が増す結果、血中の二酸化炭素濃度が低下するので血圧低下しやすい。

また術中の使用薬品(麻酔薬、筋弛緩薬)や創部痛に対する鎮痛薬の過剰与薬なども原因となる。

後出血 低体温麻酔、頚部手術、直腸がん手術などでは、術後8時間以上経過してから後出血を起こす可能性がある。

循環器 循環不全の標準看護計画

観察項目


バイタルサイン、一般状態 ショック症状の有無と程度
  →血圧低下による末梢循環障害の現れ。

収縮期血圧<80mmHgをショック状態、脈拍>100回/分は異常の可能性。

水分出納
  →尿量は末梢循環の良否を示す目安である。0.5ml/kg/時以下では急性腎不全の可能性。

検査データ

→後出血や脱水の予測 援助計画 手術室よりの移送 急激な動揺を与えない

  →急激な移送は循環動態のバランスを崩す。

適切な保温

  →急激な加温は末梢血管の拡張により血管床が拡大し、血圧低下を引き起こす。前もって病床を温めておくほうがよい。

指示により酸素吸入 一般的に3~6l/分

  →肺胞換気量の増大に対応する。

輸液の管理

  →水分出納維持のため、指示された輸液の組成を把握し、検査データ上の変化にも注意。

教育計画 家族への指導

・異常時の報告 になります。 ここまでが標準看護計画になりますが、看護計画だけではアセスメントすることはできません。

そのため、教員から口を酸っぱくして言われているように「アセスメント」することが重要となります。

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大日向 さくら
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