統合実習が終わった後のレポートについて<実習感想 複数受け持ち 夜勤実習レポートの例>
こんにちわ! 看護研究科の大日方 さくらです!
今回は、統合実習の終わりにある最後の難関!
夜勤・複数受け持ち実習についてどのような援助や体験を経験するのかご紹介させて頂きます!
複数患者受け持ち看護の実践を体験について
受け持ち患者が◯名同時にオムツ交換や経管栄養、手浴や洗顔、口腔ケアについて誰から行動してよいか、行動した時の優先順位の判断と対応に迷いました。その際、身体症状はどうなのか、訴えについてはどうなのかについて把握しマズローの階層を用いて判断しました。また、できなかった援助についてはスタッフの方に相談し依頼していきました。
優先準備を考える時に患者さん個々の疾患やADL、認知機能、身体症状から優先順位を考え判断する必要性について学ばせて頂きました。
1日の行動計画4人分を誰に伝えるべきか、指導者さんに報告していましたが、担当看護師さんへ伝えていないことがあり、報告・連絡・相談できていなかったです。また、患者さんの急な予定変更の際、情報把握が送れ対応が追いつかなかった部分がありました。このことから、学生として援助して行動してしまったことでチームの一員になりきれなかった部分があったと思います。そのため、チームの一員として誰がどの業務を担っているかを把握し、その上で自己の行動計画を必要なスタッフに積極的に報告する必要があったと思います。
複数受け持ち患者さんにおいて限られた時間の中で、バイタルサイン測定・症状の観察やオムツ交換、リハビリ時間の調整、タイムスケジュールを管理・援助を効率的に進められなかった部分がありました。そのため、観察項目は事前に把握し、一度で手際よく観察を行い、援助実施時は、手順を考え事前準備をし効率的に援助を行なっていく必要性がありました。
受け持ち患者さんの一人に話を打ち切り、違う患者さんへ援助を行う必要があった時、どのように話を打ち切り退室するか迷う場面がありました。意図的なコミュニケーションとして、理由を説明し具体的にいつ・誰が次の訪室するかを伝える、信頼関係を築く。必要な患者であればコミュニケーションも援助計画に入れるなど対応していく必要がありました。
発熱した患者さんに対して、報告のみになってしまった場面があり、報告だけではなく、症状に対する援助を考え、報告・相談をするべきだったと思います。
まとめ
複数受け持ちでの看護援助では、まず対象理解のために情報収集、現在、何が問題と鳴っているのか、必要な看護とは何か、セルフケアレベルはどうなのか、援助に対しての留意点は何かなど必要な情報を効率よく情報収集していく必要性を学ばせて頂きました。また、チーム間・多職種間での情報共有をし、それをもとに看護の優先順位を考え、自己のスケジュール管理を行い連携しながら効率的に看護を実践する必要性を学ばせて頂きました。
そのために、チーム医療を行えるようコミュニケーションと患者さんとの信頼関係を築くためのコミュニケーションを図る必要性について学ばせて頂きました。
夜間勤務帯看護の実践を体験
呼吸器を装着されている患者さんや、身体症状の増悪によりモニター類を装着している患者さん、全介助が必要な患者さんなど医療・看護・介護が必要になる患者さんが多数いる病棟において、夜間帯のチームにおける看護師間の連携・協力を見学させて頂きました。看護師◯名、介護士◯名と少数での夜間帯業務においてスタッフ間同士、コミュニケーションを図ったり、協力したりと円滑に業務が遂行できるよう連携を図り患者さんへの看護を行なっていました。
また、排便チェックや日勤帯の様子など日勤帯の看護師さんから情報共有し夜間帯での様子を申し送りを図り必要な看護の継続が図られていました。
経管栄養の準備や翌朝の浣腸を施行される患者さんへの準備、口腔ケアの準備、夜間帯のナースコールを頻回に押される患者さんに対し話を聞けるだけ聞き安心できるよう声掛けを行なったり、呼吸器やモニターを付けている患者さんの状況に応じた安全の配慮した援助を学ばせて頂きました。
夜間帯でのイブニングケア(洗面・口腔ケアなど)、モーニングケア(洗面・口腔ケア)を実際に実施させて頂きました。夜間帯でも清潔を保持することで患者さんのADLの維持が保たれると学ばせて頂きました。
まとめ
少人数のスタッフで大勢の患者さんを観る大変さ、責任の重さ、緊張感、忙しさ、怖さなどを感じました。その中で夜勤を行うために自分自身の健康管理の大切さ、観察力の大切さが重要となり、また少ないスタッフでの援助を行うため、インシデントが起こりやすい状況であること、そのため、処置などを行う際は確実な確認を取ること、各患者さんの援助の優先順位、処置、医師へのコールなど判断力の必要性が問われることを学ばせて頂きました。
